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大坂のホテルの朝、窓辺の向こうには「阪神」!!!とあった。
欧風がコンセプトの部屋のつくりだったこともあり、そんないい気持ちで過ごしていた朝・・・・朝日と共に見えたのは、「阪神」という大きな文字。阪神タイガースの広告かと思ったが、尋ねると、阪神百貨店のサインというから驚いた。直球すぎる看板に気質を感じ嬉しくもあった。 日本人、アメリカ人、イギリス人、エジプト人・・・国という単位でそう表現をする。 ・・・と、同じように、九州人、関東人、関西人・・・地域という単位でそう表現もする。 江戸時代の人、明治の人、平安の人・・・人には、国・地域・時代云々といろいろと表現をするが、時を越えたあの人との方が近かったり、国を越えたあの人との方が分かり合えたり...人っていろいろな単位でその都度その都度を分かり易そうに表現するけれど、人ほど、時空を越えることの出来る生き物は居ないと思う。 その昔のある日、私は、父の知人達と日本地図を広げて、盛り上がっていた。無論、おじさま達はむかし行ったここでどうだったとか、あそこで食べたあれがどうだったとか・・始終その話。 北海道・東京・大坂・・・いろんな地域の人がそこにいつも居た。 当時24歳の私「こうやって地図見ていろんな話聞いてるとそこに行った気分になれる~~」と。なんとも可愛い乙女の一言ではないですかっ!?しかし、60歳独身の青森のおじさん「しづ~そんな事云ってたら、すきな人でも出来てもどこにも連れてってもらえないぞ~。安上がりな女だな~、、はは~~」と。当時、うら若き私は、そして、今でもその言葉に傷付いている・・が、やはり、私は地図を広げて旅行出来る少女?のまま。だから、遠くにいるあなた(さま)の事もいつでも思い出せ、会っている気持ちになれるのです。これって幸せのヒケツかも!? ↓大丸様・心斎橋本店の展示風景/正面の「バイヤーお勧めの逸品」に鎮座しており驚き ★十二月・・・・ですね。 お醤油のご用命は「宇佐美本店」までお気軽に 宇佐美本店 四代目 宇佐美志都
by shizuusami
| 2007-12-04 21:24
| ■ 宇佐美本店 四代目
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